自然の摂理から食を学ぶ Vol.1

現代農業ではいかに効率よく大量生産するか、

流通にのる規格であるかが重要視され、

本来の味や栄養を度外視しているように思います。

 

収穫しては化成肥料をまき、見せかけの形だけを作り、

雑草や虫から守るために農薬をまく。

 

一年中同じ畑に、一つの野菜しか生えてない光景は

ボクから見ると異様でしかありません。

 

 

野菜作りの本質は土作りであって、

豊かな土の栄養素は

複雑な生態系の微生物や虫たちの生活の中からしか生まれません。

 

自然界は常にニュートラルな状態を保とうとします。

 

ここで言うニュートラルとは

殺し合ったり食べあったりしないという事ではなく、

植物も含めた生態系の中で循環が生まれ、

正常な状態を保っているということです。

 

 

例えば、うちの土地にもいっぱい生えているスギナは

酸性土壌を好んで生えると言われており、

たくさん生えている場所は野菜作りに適しません。

 

しかし、葉にはアルカリ性のカルシウムを含んでいて、

枯れて葉が落ちると徐々に土地が中和されていきます。

(ようは自分たちが住むのに適さない土地になっていきます)

 

スギナはけっこう邪魔者扱いされることが多い植物ですが、

他の生物が住める環境を整えてくれていると考えれば、

なんかイイ奴にも思えてきますね(*’▽’)